悪化させません。
むしろ梅干し特有の成分「梅ポリフェノール」が血液サラサラにしてくれます。
つまり梅干しは高血圧を改善してくれます。
ちなみに梅干しに含まれる塩分は大体3%~20%くらいの幅があります。
塩分摂り過ぎによる高血圧の悪化に繋がるのでは?と
疑いの声もたまにあります。
実際は1日に10個とか極端な量を食べない限りは害はなく
先ほど言ったように高血圧を抑制してくれますし、
間違いなく健康に良いです。
クエン酸で疲労回復もしてくれますし、
酒よりタバコより梅干しが健康には理想です。
この記事では
- 梅干しに高血圧予防に良い理由
- 塩分=高血圧の神話
- 梅干しの旬
- 梅干し好き有名人
- 保存方法について
- pHバランスと血液
などなど、1歩踏み込んだ梅干しと健康の知識を公開しています。
なぜ梅干しに高血圧抑制効果がある?
梅干しは塩っ辛いし、塩分があるじゃないか?
高血圧にはダメなんじゃないのか?と思われるかもしませんが、
ちょっと待って下さい。そもそも塩分は身体に必要なものです。
しかも食塩に含まれるナトリウムには体内の水分補給に
重大な役割を果たしており、本来は身体になくてはならないものです。
では塩分の何に注意すればいいのかと言うと、
水分に対する塩分の濃度です。
血液中の塩分濃度が薄すぎると(水分とりすぎ)と低ナトリウム血症といって
精神錯乱などの症状が伴う状態になり、
濃すぎたりすると高血圧や動脈硬化、脳卒中など身体に悪影響を及ぼすのです。
つまり塩分を摂り過ぎたら適度に水を飲んで
体内の塩分濃度を薄めれば良い、調整が大事ということがわかります。
そもそもの大前提をお話しましたが、本題に戻ります。
梅干しは実は例外とも言える食べ物なのです。
梅干しに含まれる梅ポリフェノールは
アンジオテンシン2にブレーキをかけてくれる働きがあります。
「アンジオテンシン2」とは、簡単に言うと
アミノ酸の組み合わせでできた血圧上昇作用のある物質のことです。
梅ポリフェノール=血圧下がる。と判断して良いと思います。
アンジオテンシン2受容体拮抗薬という薬があるくらい、
異常レベルの場合アンジオテンシン2は抑制する必要があります。
梅干しは自然のアプローチでアンジオテンシン2にブレーキします。
アンジオテンシンには1があり、1とアンジオテンシン変換酵素(ACE)
が組み合わさるとアンジオテンシン2になります。
つまりACEの抑制が出来ればアンジオテンシン2も減るし、
高血圧抑制になります。クエン酸がACEの働きを10分の1に
すると言われています。
なので梅干しだけでなく、レモンもクエン酸が豊富なので、
高血圧抑制に最適です。
次のページでは、塩分=悪の常識が怪しい理由についてお話しています。