アルコール300グラム前後と言われています。
300gっていってもわかりにくいかもしれませんね。
お米で言うと2合です。炊いたら増えますが、
単純にお米を1日2合食べるとしたらお茶碗4杯分くらいあるので
ちょっと食べ過ぎかな?というレベルだと思います。
アルコールの致死量は300g前後ですが、
実際問題、純粋なアルコールを一度に300gも体内に取り込むのは
現実味が無いです。
世界一アルコールが高いとされるポーランドの
スピリタス(96%)であっても、ポーランド人からしたら
そのまま飲むことはまず無いようです。
ちなみに1817年日本の大酒大食の大会があった時、
1斗9升5合(約34リットル)という記録があります。
人間の代謝能力も半端じゃない気はしますが、
飲み過ぎで死にたくないですよね。
一般的なアルコール飲料でどれくらいの量で
急性アルコール中毒で死亡するのか見ていきましょう。
種類別、急性アルコール中毒致死量(概算)
日本で1番消費量が多いお酒はビールで大体
全体の30%強くらいなので、ビールからみていきましょう。
ビールの場合
6リットルで死亡します。大瓶(633ml)だと10本くらい、
中瓶(500ml)だと1ダースくらいですね。中瓶なら1ケースが
20本なので半分越える辺りで死ぬ計算になります。
ちなみに中瓶と中ジョッキは同じ量で500ml、
大ジョッキは800mlなので7.5杯が致死量になります。
業務用のビールサーバーの1樽が7L~19Lくらいです。
なので1樽10Lの樽なら半分ちょいで死ねるわけです。恐ろしや…
これはビールのアルコール度数が5%とした場合の数値です。
(プレミアムモルツ5.5%アサヒスーパードライ5%)
実際問題、一気にこれだけの量は飲めませんし、常にアルコールを
代謝しながら飲むことになるので、実際にビール6リットルを現実的な
ペースで飲みきっても急性アルコール中毒で死ぬかどうかは別でしょう。
ワインの場合
2300mlで死亡します。(13%で計算)ワインボトル3本分くらい、
ワイングラスだと18杯くらい…
ビールの3分の1で死ぬと考えるとだいぶ量が減ってきました。
ちなみにワインボトルは1本大体750ml、ワイングラス1杯に
注ぐ量はだいたい125mlでボトル1本で6杯くらいは注げるわけです。
グラスのサイズは様々です、1杯が多ければ4、5杯で
ボトルが無くなることもあるでしょう。
芸能人の川島なお美さんはかなりのワイン好きでした。
彼女は54歳と若くして亡くなっていますが、死因は、胆管がん
胆管がんは肝臓がんの一種でお酒の飲み過ぎが原因の1つです。
飲みやすいだけに飲み過ぎには十分注意が必要です。
次のページでは日本酒や焼酎の致死量についてお話しています。