おしっこがすぐに消えない泡立ちを見せた場合、
たんぱく尿である可能性があります。
さらに血尿が出たらそれは腎臓に異常がある証拠です。
医者が言うにはコーラのような色をした尿が出る場合は、
即病院行きと判断するべきだと言います。
腎臓に異常があると緑色の尿が出ることもあるそうです。
急性腎炎(急性糸球体腎炎)は9割が感染症の合併症で発症すると言われています。
免疫のあまり出来ていない子供に多いと言われていますが、
大人でも発症します。
超怖い…!大人の腎臓疾患
大人の場合は急性腎炎が慢性腎炎に繋がる確率が
子供の場合と比べ10倍ちかく高いです。
慢性腎炎ともなると食事制限をする必要が出てきますし、酷い場合は
おしっこが出なくなり、20代であっても人工透析(血液を洗浄する機械)を
一生しなければならない危険性もはらんでいるのです。
大人の場合、難病の急速進行性糸球体腎炎に発展する確率が
子供よりも高く、数ヶ月といった短い期間で腎臓の機能が著しく低下し、
あっというまに透析治療を余儀なくされることも有り得ます。
急性腎炎はなぜなる?
ほとんどの場合、溶連菌、肺炎球菌、ブドウ球菌などの細菌による
感染症によって出来た免疫が腎臓に循環した時に腎臓の中にある糸球体(老廃物や
余計な塩分などを濾過する場所)にひっついて炎症を起こします。
糸球体とは毛細血管の塊ですから、ここが炎症し、出血したら、
いずれ行き先は尿道になるわけですから血尿が出るわけです。
いきなり血尿やたんぱく尿が出るわけではありません。
細菌性の感染症(風邪のようなもの)による症状、例えば扁桃炎や
咽頭炎(喉)があってから免疫が働き出しますから、徐々に次のような症状が現れます。
急性腎炎の症状
- 浮腫(ふしゅと読みます。手足のむくみ)
- 頻尿
- 高血圧
- たんぱく尿
- 血尿
急性腎炎は先ほど言ったように糸球体の炎症なので、
血液循環に悪影響を及ぼします。糸球体は老廃物や不必要な塩分などを
濾過し、血液の洗浄を行ってくれる場所です。
なので急性腎炎になると血液に関係する症状を現れるのです。
血尿が出る場合は恐いですがわかりやすい分まだマシです。
血尿以外の症状は中々自覚症状に気付きにくいので
十分注意が必要です。
むくみに関しては朝一番に手がむくみ、夕方にはおさまることもあるので、
余計見逃しやすいのです。頻尿に関しては夜間、寝ている最中に
急におしっこに行きたくなりトイレに駆け込むがあまり出ないといった変化が現れます。
しかも昼間はむしろおしっこがあまり出ない。
ということもあるので余計に気付きにくいのです。
高血圧にしても興奮状態で血圧が上がりやすいので、
ある意味やる気が高い状態でもあるわけです。これが身体にとって
マイナスと捉えるかどうかは人によって異なるでしょう。
次のページでは急性腎炎の食事療法や、塩分摂取について、
結局何を食べることになるのか?などお話しています。