認知症患者の帰宅願望、現場で実践済みの新しい対応方法を紹介。

認知症介護はただでさえキツイ仕事なのに、
患者さんに何度も「帰りたい」と言われたり、

ずっと共同生活している隣の人の名前すら忘れたり、

よほど情熱や使命感が無いと続けられる仕事ではありません。

僕の母親は自分の母が80歳を越えて、介護の知識や
経験があったほうが今後役に立つのではないか?との思いで、
認知症介護の仕事を契約社員として半年間働きました。

結果はストレスで耳鳴りがキーンとする突発性難聴を発症、
重症化し、男性の低い声が聞こえなくなるなどの症状がある、
低音障害型感音難聴にかかりました。

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需要に反比例し、過酷な認知症介護

職場にもよるとは思いますが、体力も使うし、
並大抵の精神力ではやっていけない
過酷な現場、
それが認知症介護の世界だと聞きます。

しかし、これからどう考えても需要は伸びますし、
無くてはならないのが認知症介護です。

人手不足や離職率などそこらの企業よりもずっと悩み多き業界です。

自殺率、高齢者世界一の日本だからこそ、この苦難を乗り切れば、
そのノウハウは世界に販売出来れば、もう一度ジャパンアズナンバー1
(バブル以降もう一度日本が世界一の経済大国になる、)ことも出来る。

と言われています。

それだけ知識を得たい、スキルを磨きたいと思う人にとっては、
やりがいのある職業
でもあると思います。

これまで患者さんに帰りたいと言われた時に、
「来週の月曜日に帰りますからね。」
と毎回言いつつも内心疑問を感じていた人は、

この記事がひょっとしたら役に立つかもしれません。

深刻な日本の認知症事情

2013年のデータで認知症(予備軍も服務)患者の
行方不明の件数は年間10000人に及ぶことが判明しました。

この数字はあくまで生存を確認できた人数の集計結果です。

実際に見つかっていない人も存在します。

うち、死亡が確認されたのは500人以上。

数々の難病のうち、認知症やアルツハイマー病は特に
周囲の負担は大きいですし、それだけにサポートは重要です。

帰宅願望者へのコミュニケーションはどうしたら良いか?
わからないままで現場にいる人はこの記事を読めば

「なるほどこう接すれば良いのか。」

と学んだことを次の日現場で試したくなると思います。

次の動画は
東京の中央大学で制作されている動画シリーズ「知の回廊」
というもので、

これから認知症患者がどのくらい増えていくのかの
推移に始まり専門の講師による解説などで
より深く認知症について学ぶことができます。

それでは本題に入っていきます。

認知症患者の帰宅願望には「曖昧な対応」がこれまでの常識

悲しくも興味深いことに認知症患者は
実際に家に帰宅できたとしても「家に帰りたい」と発言する場合があります。

「これ以上一体どこに帰るんだ・・・!」

論理を超越した世界に思えますよね。

重度の認知症の場合、自分が住んでいた家のことすら忘れてしまうのです。

認知症の患者さんをまともに相手をするほうが、
かえってストレスを貯めてしまうと感じる人は多いです。

ストレスが限界に達すると介護を放棄し、
離職する人も介護の現場では多いようです。

そんな暗い話ばかりの中、
公益社団法人全国老人福祉施設協議会から奨励賞を獲得した
とても参考になる資料
を発見しました。

こちらです。

ごまかさない対応が認知症介護を変える!特別養護老人ホーム白根聖明会生活相談員一瀬幸輝氏のレポート

新しい認知症患者の帰宅願望の対応方法は
「同じやり取り」をする、ということでした。

実はこの方法、『バリデーション療法』と呼ばれ、アメリカで
提唱された認知症に有効なコミュニケーション方法の一種です。

具体的にどんなやりとりをするのかについてはこれから紹介します。

これまでの認知症患者とのコミュニケーション方法は『嘘も方便』
まかり通っていたようですが、これは結果的に不安感を与えることに繋がり、
患者を逆上させ兼ねません。

こうした本質的な課題をクリアした新しい方法がバリデーション療法なのです。

次のページではバリデーションのやり方を5つの
ステップバイステップで解説しています。

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