認知症とは?わかりやすく説明するとこうだ!

知症とは読んで字のごとく、認知できなくなる症状のことです。
…と言われてもいまいちピンときませんよね?
認知とは理解、判断、解釈する過程のことを言います。

情報処理が出来なくなった状態ということです。
認知に障害をきたすことを失認とも言います。

視覚や聴覚には異常はないけれど何か物を見たとき、
聞いたときにそれが何であるかは理解することが出来ない
これらが認知症を知る上で一つのポイントになります。

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小学生に認知症を説明するとしたら?

大人にとってのわかりやすさと子供にとってのわかりやすさは、
異なると思います。子供に認知症を説明するとしたら、例えば
「友達の名前もお母さんの名前もお父さんの名前も忘れてしまう病気なんだよ。」

のように説明すると思います。認知症は直前に起きたことも忘れてしまい、
新しい記憶から失っていき、古くからの記憶は残っていきますが、
症状が進行し続けると最終的には自分の住んでいる住所や

家族の名前もわからなくなることもあります。


日本の認知症事情

日本は超高齢社会と言われ、高齢者人口は3300万人
4人に1人は65歳以上(高齢者)となっています。
更に認知症の発症者と予備軍は400~500万人に上ります。

つまり65歳の高齢者のうち4人に1人は認知症となるのです。
日本が高齢化社会(高齢化率14%超え)から
超高齢社会(21%超え)になったのは2007年のことで、

2008年には国が「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト
を発足しました。おそらくあまり知られていない事実でしょう。

具体的にどんなことをやっていたのか知りたい人は
実際のプロジェクトの報告書をご覧ください。

認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト – 厚生労働省

この政策によって少しずつ良い結果が出てこればいいのですが、
認知症患者の増加に歯止めが効かないのが現状です。
ちなみにこの政策の目的を公式から引用すると、


本プロジェクトは、今後の認知症対策をさらに効果的に推進し、
「たとえ認知症になっても安心して
生活できる社会を早期に構築する」
ことが必要との認識の下、厚生労働大臣の指示の下に設置された。


たとえ認知症になっても…」という部分が個人的には
納得いってなくて、認知症になる前提で話を進めている
ように思えるのが残念で仕方がありません。


そもそも認知症をしっかりと診断できる専門医が少ない。

認知症は医者1人あたり2000人の患者数と言われています。
需要と供給のバランスが崩壊しています。

当然研究が進んでいない分野でもあるのでしょう。

医療機関に受け皿が無い以上、一般人の僕たちが
認知症とは何なのか?を知る必要性が生じてくるわけです。

ここ数年で本当に良く聞くキーワードとなった「認知症」ですが、
あなたはどの程度理解しているでしょうか?もちろん、
「いまいち理解できていないからわかりやすく説明して欲しい。」

との思いでこの記事に辿りついたことと思います。なので、
ボケや老化との違いはなんなのか?私生活がどう変わっていって、
どんなことに気を付けなければならなくなるのか?
そして

僕の母が以前、認知症介護の施設で働いていたことや、
認知用予備軍の84歳の祖母が迷子になった話も
織り交ぜながら具体的に認知症とは一体なんなのか?

できるだけわかりやすく解説していきます。


認知症とボケや老化との違い

最大の違いは物忘れの自覚があるかないかです。
老化の場合は自分が物忘れをしていることを自覚しています。
認知症の場合は物忘れをしている自覚がありません。

認知症介護の施設で働いていた経歴を持つ母の話で
認知症の人は物を失くした時に、「盗まれた。」と言うそうです。
(老化の場合は、自分で失くしたものを探します。)

施設では患者さんがうんちが出たかどうかをスタッフに
伝えることを義務づけられていて、定期的に
うんち出たよ。とおっしゃられるそうなのですが、

つい数秒前に報告をもらったのにまたうんち出たよ。
と伝えてきて、何度も言ってくる
というのは笑えました。

おしっこに行った後にすぐにおしっこに行きたいと言われる。
というのも大変そうだと思いました。スタッフとしては、
「さっき行ったからね。」と言うだけですが、

毎日そのような人達の面倒を見るのは大変だろうと思います。

体験したこと自体を忘れるのも認知症の特徴です。

老化による物忘れの場合、ごはんを食べたことは憶えているけど、
何を食べたかは忘れてしまった
というのはよくある話。

認知症の場合は食べたこと自体忘れるので、
朝ごはんを食べた後に「朝ごはんまだ?」と言われるのです。

認知症介護の施設で働いた母からいろいろな話を聞いてきて
思ったのが、老化が断片的な記憶の忘却とすると、
認知症は全面的な記憶の消去と言えると思いました。

特に印象深かった話は、入所して何か月も隣のベッドの
2人の認知症の患者さん
がある日、散歩に出掛けた時、

1人が「ところでこの人は誰?」と聞き、名前を言うと
「そうですか、どうぞよろしくお願いします。」と
初対面同然の自己紹介をし始めたと言います。

名前を忘れるどころか、顔も忘れ、声を忘れています。

20代や30代の人が10年ぶりに小学校の友達に出くわして
「誰だったかなぁ…」と忘れているといったレベルではなく、
記憶がゼロにリセットしていることがわかります。

最近物忘れが激しいと本人が言う分には自覚しているのでまだ大丈夫です。
老化は確かに脳が委縮し記憶力が衰えます。
しかし生活に支障をきたすまではいきません。

認知症は端的でにいうと脳の機能が低下し、生活に支障をきたすことをいいます。

もう少し専門的にいうと「高次の精神機能の慢性的な低下、
日常生活、社会生活に著しい支障が起こった状態。」となります。

ボケや老化では生活に支障が出るほどではないのです。

私生活への影響

認知症を患うと友達と遊ぶことすらも困難になってきます。
なぜなら待ち合わせの場所も約束の時間も忘れるばかりか、
約束そのものを忘れてしまうからです。ですから、

人付き合いが減り、孤立していきます。すると1人で
外出することもあります。そこで困るのが
慣れている場所で道に迷う。」ということが起こってきます。

僕の祖母は84歳で確実に認知症予備軍に該当します。
今まで何度か警察にお願いするほどの迷子になりました。
先日また迷子になり、夜8時を回っても家に帰ってきませんでした。

調べてみると自宅から車で1時間も掛かるようなところに
自転車で行ってしまったのです。

ソフトバンクの位置ナビというサービスを使用しているので、
祖母の携帯の位置が確認できます。といってもどの場所にいるかで
電波を送受信する基地局が変わってくるため正確さは安定しません。

しかも今ここにいるという情報しかわからないため、
もし対象が動いていたらブラウザの更新をしない限り
最新の位置がわからないのもネックです。

(だからといって何も無いよりはマシですが…)

祖母は迷子になっても止まってくれません。
進めば帰れるという謎の自信があるのでしょう。
常に動き続けているので、

こちらがスマホを使い、こまめにブラウザの更新を使いながら
位置を確認し指定の場所へ車で移動しても
祖母は見つかりません。

次にスマホを確認したら全く別の場所に移動しているからです。

祖母は耳が遠いし、機械にも弱いです。何度こちらから
電話しても一向に電話をとってくれません。

もし同じようなことを経験または祖父母が認知症または
その予備軍という人は迷子になったら迷わず警察にお願いしましょう。

結局警察の方にもその位置ナビの情報を頼りに捜索してもらう
ことになるので、祖母の外見をよく知る身内が探したほうが
確実ではありますが、警察の方は出せる車の台数が違いますから、

やはり警察に依頼したほうが仕事が早いです。

警察の車には位置を特定したり探知する機能をもった
設備が整っているようですが、それは
よほどのことが無い限り使わないようです。

迷子とかそういう人探しには使ってくれないのです。

70、80の祖父母と同居している人でまだ
位置検索サービスを使っていない人はぜひ使ってください。

ソフトバンクだけでなく、ドコモもauもウィルコムも
ワイモバイルも主要な携帯会社は大体取り入れています。

一番残念だったのは、迷子騒動の翌日、
「昨日何があったか憶えてる。」と聞くと
「わからん。」と即答されたことです。

わからないことを自覚しているので
まだ老化やボケの範疇なのかなぁとも思いましたが、

まったく憶えていないところをみると認知症予備軍である
ことは確実だと思えました。まだ孫の僕の名前はわかるようですが…

気を付けなければならないこと

話の続きになりますが、警察のお世話になるような
迷子になるので発症者の行動を制限する必要も出てきます。
うちの場合は祖母から自転車の鍵を奪いました。

頻繁に迷子になるわけではありませんが、
一度迷子になると本当に心配になります。
迷子になった翌日、母は祖母を監視していました。

施設に入れることも視野にいれなくてはなりません。
となると当然お金も必要になってきます。少し調べてみましたが、
グループホームという場所に入所の場合、

料金は月に10万も15万もするようです。
年金がほとんど施設の月額に消えます。こりゃ大変だ。

まとめ

具体的なエピソードも交えていろいろと説明してきましたが、
いかがだったでしょうか?小学生でもわかるように
認知症のことを説明しようとなると、

  • 友達や家族の名前を忘れてしまう病気

  • 忘れ物をした時に忘れたことに気付かない

  • 食事をした直後に食事をする

  • おしっこにいった直後におしっこ

  • 物を失くしたら盗まれたという

などいろんな言い方があると思いますが、
共通していえることは「体験したこと自体を忘れる。
ということに尽きるかなと思います。

認知症の代表格のアルツハイマー病となると
完治しない不治の病と言われています。
しかし、僕はいつかは治る病気になると信じています。

なぜなら昔は死の病と言われた結核が治る病気になり、
難病と言われ続けた天然痘(てんねんとう)も根絶
したのです。
医学の進歩が幾多の難病を克服してきたのです。

初期の認知症ならば改善の余地があるとも言われています。
希望はいくらでもあるのです。新薬の開発や
研究も進められているようですが、

アリセプト、レミニール、イクセロンパッチ、
リバスタッチパッチ、メマリー等、次々と登場していますが、

脳の興奮が激しいとか下痢や腹痛などの副作用
現れたりすることも明らかになっていますし、
今のところあてになりません。

しかし意外なある物を摂取することで改善が見られた。
という話もあります。次の記事で詳細を確認できます。

“不治の病”アルツハイマー病の画期的な治療法! – 新刊JPニュース

若年性認知症という言葉もありますし、64歳以下の人でも
認知症になる可能性だってあります。

だからといって悲観的になるのではなく、
前向きに楽観的に捉えたいなと思います。

別に認知症になっても幸せそうにしている人はいます。
捉え方次第で「不治の病」とも「普通のこと」とも考えられるのです。

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